« Nyquist limit & aliasing (JB-POT直前講座6) | トップページ | LVAS; Left Ventricle Assisting System (JB-POT直前講座8) »

2005年8月19日 (金)

PISA: proximal isovelocity surface area (JB-POT直前講座7)

しばらく本業が忙しくて更新をサボってしまってみません。

「麻酔科医が刻々と変動する心臓手術の現場でこのようなめんどくさい血行動態計測をしているヒマがあるか?」というツッコミはさておき、試験対策という意味ではPISA(直前講座6参照)は大変重要である。計算問題になりやすいために、マークシート問題が作りやすい。きちんと理解しておけば確実に得点できる分野なので、「1回で合格する」ためには抑えておきたい。

試験対策上でPISA法が関係するのはほぼ、MRの逆流定量化とMSの弁口面積測定に限定される。
カラードップラーを用いると、MRの場合は僧房弁のLV側に、MSの場合は僧房弁のLA側に半球状の吸い込み血流が現れる。吸い込み血流の流速がNyquist limit(直前講座6参照)を超えると、カラードップラーの表示色は反転するために、MRの場合は半円、MSの場合は扇形のエリアが出現する。

PISA法は、カラーバーに表示されるNyquist limitで包まれた半球の体積より、MRの逆流量もしくはMSの弁口面積(=ERO)を測定する方法であるが、MSの場合は厳密には半球ではなく扇形回転体のため角度補正が必要になる。(試験問題だと計算式にα/180°を乗ずる必要がある。)

正確な数式は立派な先生の書いた教科書やこちらなどで確認してください。

実際にPISA法で心臓手術症例の血行動態評価をしたい場合は、すくなくとも2人以上の麻酔科医が部屋にいる状態で実行することをおすすめします。

|

« Nyquist limit & aliasing (JB-POT直前講座6) | トップページ | LVAS; Left Ventricle Assisting System (JB-POT直前講座8) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/126543/5541897

この記事へのトラックバック一覧です: PISA: proximal isovelocity surface area (JB-POT直前講座7):

« Nyquist limit & aliasing (JB-POT直前講座6) | トップページ | LVAS; Left Ventricle Assisting System (JB-POT直前講座8) »