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2005年8月29日 (月)

Pressure Gradient and Modified Bernoulli's equation(JB-POT直前講座13)

PG; Pressure Gradient 圧較差
Modified Bernoulli's equation 簡易ベルヌーイの式

 うちの病院では心臓手術の95%でSwan-Ganzカテーテルを使用していない。TEEを使いこなせば、「麻酔科医が術中管理に必要な血行動態データはTEEより得られる」というのがうちの教授の持論である(私も同感である)。
 おかげで当院の麻酔科医は、SGカテのプライミングのために早起きする必要もない。(私が自分で心臓麻酔を担当する場合は、15分以内で準備が終了する。)頭側が配線でごちゃごちゃすることもないし、麻酔記録がCO/CI/SvO2の数字の羅列でいっぱいになることもない。外科医がSGカテを心臓に縫い付けたり、肺動脈をruptureさせる心配も不要である。

本物のベルヌーイの式には微積分がいっぱい出てくるので(私も理解してないし)割愛し、簡易式は以下のとおり
PG=4×(最大流速:v)2         (注;最後の2は二乗です)
PW/CWモードから狭窄部血流の最大流速を求め、それを二乗し4倍すれば、圧較差の概算値が求められる。

たとえば、CVPが10mmHgで、三尖弁を逆流する血流速度を3m/sとすると
最高PA圧=10+4×3×3=46と算出でき、SGカテを使わずともPA圧を推定できる。

またPWモードでは(nyquist limitがあるため、直前講座6参照)最高でも2m/s程度の流速しか測定できないために、16mmHg以上の圧較差はCWモードを用いる必要がある。

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