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2005年8月28日 (日)

Qp/Qs (JB-POT直前講座12)

Qp/Qs 肺体血流比

 心エコーを用いると、非観血的にQp/Qsを測定することが可能である(直前講座10-11参照)。心カテーテル法に比べて正確さを欠くために、臨床的には心エコーデータのみでVSDやASDの手術適応が決定されることはまれであるが、こういう計算問題は回答の正誤が明確でマークシート問題を作りやすい。

 まずはContinuous Equisionを理解する必要がある。(直前講座11参照)
SV=(他の弁もしくはLVOTの)弁口面積×(そこを通過する)TVI=MVA×MVAのTVI

ASD/VSDでは肺動脈でのSVは体循環でのSVの数倍であり、その比がQp/Qsとなる。具体的には

肺動脈のSV=肺動脈の断面積×肺動脈でのTVI
体循環(LVOT,MV,AVなど)のSV=LVOT(もしくはMV,AVなど)の断面積×そこでのTVI

そして、
Qp/Qs=肺動脈のSV÷体循環でのSV
から計算できる

試験の出題でTVIはすでに設問上で与えられている場合が多い。実際のTEE操作では、現在の1000万円クラスのエコー機器ならばTVIは、CWモードで得られた放物線のデータをトレースするだけでマシンが計算してくれる。(しかし、うちの手術室のTEEにはついてないんです・・・今年も申請書を書いたけれど通るかなあ・・・)

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JBPOT(日本周術期経食道心エコー認定試験)の時期が近づきました。 「女医の仕事&家庭の両立日記」というblogで,試験で重要な項目が詳細に解説されています。 しかもよくまとまっているので,試験を受ける方は,是非みてみましょう。 それにしても,仕事と家庭と多忙な日々でしょうに,さらにこのような解説まで作られるとは・・・脱帽です。 ... [続きを読む]

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