朝日新聞(大阪版)に載ってしまった
かの朝日新聞(なぜか大阪版)に載ってしまいました
6月末のある夜、見知らぬ男性からのメールあり。「このブログを見た新聞記者で、麻酔科医不足を取材している」そうな。数回のメールのやり取りの後、「私の発言を記事中に引用する場合には、最終原稿をチェックさせてもらい、場合によっては訂正することができる」ことを条件に、取材を受けることとなった。
7月初頭のある夜、記者は大阪から埼玉のはずれのわが街までやってきた。待ち合わせ場所はコーヒー店の一角、黒かばんをテーブル脇に置いた、30代半ばとおぼしき記者が待っていた。1時間程度で終わるかと思いきや、話が盛り上がり(というか、相槌の打ち方など相手の話を引き出すのが上手なんですね、さすかプロの記者です)コーヒー2杯で結局3時間以上ねばってしまった。
参院選の直前ということで、大阪社会部で「美しい国とは」というシリーズで、安部政権の政策を検証しているそうで、医療崩壊の一例として麻酔科医不足を取り上げるそうだ。医局が健在だった時代から医療問題を追っており、「三次救命センターの当直に張り付く」式の取材経験もあるそうで、私の印象としては、医療現場の実態についても的外れな発言はなかった(少なくともうちの両親よりは、よっぽど解ってました)。先月は、コムスン関係に忙殺されていたそうである。
その後も、数回のメールのやり取りの後、下記のPDFファイルのような記事となった。取材内容がどのようにして新聞紙面になるかの過程も垣間見ることができて、個人的にも面白い経験であった。(しかし、現場を飛び回る記者の数に比べ、会社にじっと居座って若い記者の集めた原稿をあれこれいじってる人間の数が多すぎるような気がするのだが・・・)
幸か不幸か、東京版には今のところ載っておらず、仕事先でとやかく言われることもなかった。「飛び込みセールス」とか、ブログの「あらし」も今のところはなく、安心したような、反応がなくてちょっとさびしいような気分である。ちょうど出張麻酔先で「CABG+僧帽弁形成術」の予定が「CABGのみ」に変更になったような気分・・・(って、かえってわかりにくいかしらん・・・?)
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コメント
先生、関西在住なので拝読しました。麻酔科の先生方の辛い立場が的確に書かれていたと思いました。
投稿: iori3 | 2007年7月11日 (水) 23時21分
iori3さん、ブログはよく拝見しております(とくに大淀関係)。
私はすでに大学病院を去った人間ですが、現在の大学病院(とくに地方大学)の閉塞状況を伝えることができ、何らかの改善のお役に立てるならばと、実名(ついでに年齢もばれてしまった)報道に同意しました。
それにしても、身を削ってアクセク働いても誰も称えてくれないのに、辞めたとたんに新聞に載るのは、なんだか変な気分です。
投稿: clonidine | 2007年7月12日 (木) 23時51分
質問です。セカンドハーモニックについてお教えいただけないでしょうか。初心者なものですから。よろしくお願いします。
投稿: 宮崎 直樹 | 2007年9月 3日 (月) 23時19分
セカンドハーモニック法というのは、送信周波数の2倍(セカンド)の周波数を受診する技術のことです。この技術によって、心内膜をより明瞭に描出できるようになりました(とくにコントラスト剤を使用した場合)。しかし、まだまだ一部の高級機種にしか搭載されていない機能です。
詳細な原理は
http://www.nv-med.com/jsrt/pdf/2004/60_4/460.pdf
あたりをご参照ください
投稿: clonidine | 2007年9月 8日 (土) 00時34分