ピロスマニ
ニコ・ピロスマニ(Niko Pirosmani, ნიკო ფიროსმანაშვილი、1862年 - 1918年)
加藤登紀子のヒット曲「百万本のバラ」の
モデルとして知られる、
素朴な画風のグルジアの画家である。
女優に失恋した後の彼は、
その日の食事と寝床のために、
居酒屋やレストランの壁に絵を描いて、
放浪の生涯をおくったとされる。
先日でかけた展覧会で彼の絵を観た。
ついでに彼の生涯が題材の映画も見た。
以来、ここのところ彼の絵が脳裏から去らない。
ちなみに今夜の夕食は、
彼が好んで書いた宴の絵にちなんで、
ボルシチのサワークリーム添えであった。
(グルジアワインをあわせたかったが、
入手できずチリワインで妥協)
日本で唯一出版されている画集
(表紙の女性は、歌のモデルとされるマルガリータ)
は、とうぜん購入した。
日本語での彼に関する情報は少ないが、
ありがたいことに現代では、youtubeやらwikipedia(グルジア語版!)で、
彼の作品を眺めることが可能である。
学生時代は1ヶ月単位で外国を放浪したり、
医者になってからもネパールやらニューヨークをうろちょろしたり、
現在もフリーランス生活がことのほか楽しかったり・・・
いかん・・・どうやら持病の放浪癖が再燃しそうである。
ある日突然このブログがリンク切れになって、
そのうち日々の糧と宿のためにあちこちの病院で
麻酔をかけながら放浪する麻酔科医があらわれたら、
それはきっとピロスマニの絵を観てしまったからにちがいない。
| 固定リンク
« 非売品 | トップページ | WBC優勝記念セール »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント