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2009年9月28日 (月)

捨て目を利かせる

フリーランスになってよかったことの一つは、(非医学書の)読書時間が増えたことである。バッグに文庫本を忍ばせて、電車での移動時間や仕事の待機時間中に読むのは、息抜きと同時に次の仕事のヒントにもなっている。

人気骨董鑑定士の中島誠之介著:「骨董掘り出し人生」で見つけた言葉に「捨て目を利かせる」というのがある。骨董の目利き修行の一つに、「視野に入ったものをちゃんと目でひろっておく」=「捨て目を利かせる」があるのだそうだ。著者は長年の修行の結果「電車に乗って漠然と車窓を眺めていても、骨董に関係あるフレーズや店舗が視野に入ると、勝手に脳が反応してしまう」そうである。


先日、私が六本木ヒルズへ出かけた時のことだった。約束までしばらく時間があったので、ウインドーショッピングを楽しんでいた。その日は、エストネーションという高級ブティックに足が向いた。普段はユニクロやら無印良品を愛用する私にとって、敷居の高い店なのだが、何故だか入ってしまった。そして、ディスプレイされていたドレスは「Vena Cava」というブランドのものであった。

どうやら、視野に入った情報を無意識のうちに脳がピックアップして、足が反射的に動いたらしい。


P.S.
非医療関係者のための解説:医学用語でVena Cavaとは心臓に流入する大静脈の総称

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コメント

フリーランス 確かに時間は出来ました。わたしも診療科は違いますがすでに半年が過ぎました。週に新幹線で1500キロの移動です。けっこういろいろ出来ますね。お元気そうで何よりです。

投稿: くわた | 2009年9月30日 (水) 23時38分

くわたさんも相変わらず賑やかなご様子でなによりです。

1500km/weekはすごいですね。私はN駅までの新幹線通勤ですでにヘトヘトです。手術室にさえ入れば、仕事そのものは苦ではないのですが、長距離通勤で立ちっぱなしの時は、ふと常勤に戻りたくなります。

投稿: clonidine | 2009年10月 2日 (金) 00時08分

はじめまして。関西の大学病院勤務の麻酔科6年目のものです。以前書いておられた『Type IIIa心臓麻酔科医が弟子募集中』についてですが、まだ募集していますでしょうか?どちらの病院か教えていただければ幸いです。

投稿: T | 2009年10月 6日 (火) 22時40分

返事が遅くなって申し訳ありません。

例の病院では部長とA医大が仲直りし、交代で新人が派遣されています。私のブログも多少は影響(?)したようです。「イマドキの研修医は、楽ばっかりしたがる」とはよく言われますが、「アタックNo1」やら「巨人の星」式にシゴかれたい若者もけっこういるものですね。

という訳で、ご期待にはそえませんが、今後も拙ブログをごひいきに。

投稿: clonidine | 2009年10月 9日 (金) 00時30分

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