「風のガーデン」にも異議あり!
今年の秋は、やたらと麻酔科医が登場するドラマが多い。「チーム・バチスタの栄光」を取り上げたならば「風のガーデン」も検討すべきだろう。富良野を舞台に、中井貴一が余命いくばくもない麻酔科医を演じている。アメリカでエコーの勉強をしてきたそうで、趣味はチェロで学生時代はオーケストラに所属していたそうな・・・ここらへんは管理人としては他人事とは思えない設定である。
A医大および麻酔科I崎教授が監修しているそうだが、中井貴一の各種医療器具のさばき方はアラがない。また、この麻酔科医は仕事ができるだけでなく、女にも大変モテルようである。院内の看護部には元愛人がおり、行きつけのバーには若い恋人がいる。多忙な麻酔科准教授は仕事とデートを兼ねて学会旅行に若い恋人を同伴するが、同業者にバレないように恋人は別のホテルを予約して、同級生との話が終わるまで待機させたりする。ここらへんの手口も、A医大&I崎教授の指導なのだろうか。
一介のチェロ弾きとしては「あんな狭いキャンピングカーでチェロが弾けるか」とか「夜中に過去を悔いて1人でチェロを弾くんだったら、バッハの無伴奏あたりじゃないか」などなど、ドラマの設定についていろいろ言いたい事はあるが、もっとも不自然に思うのは
「この麻酔科医をめぐって、オケ関係の女が登場しない」ことである。
この麻酔科医は女にだらしなく、高校時代から同級生にちょっかいを出し、医者になってからも同僚の妻には手を出したりする。どうやら「港々に女あり」というタイプらしい。また、アマオケという場所は(とくに大学オケは)ひっついた離れたの激しい場所である。この手の男が、血気盛んな医大生時代に親元を離れてアマオケなんてやってたら、修羅場の1つや2つは作っていたに違いないと確信している。
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