2010年11月 1日 (月)

復活の日

今日は3ヶ月ぶりの麻酔、産後6週目である。
幸いにも子育てを手伝ってもらえる身内に恵まれたので、今月からは週2~3日ペースで仕事を再開した。


「フリーランスでよかった」と思ったことの一つは、フリーランスでは仕事と報酬がセットで動くため、産休中の仕事の代行を平和的に頼めたことである。「仕事が2割増だが報酬も2割増」ならば、人間関係を壊すこともあまりない。そして、長くこの仕事を続けるためには、一時的に自分の収入は下がっても、フリー仲間との良好な人間関係を維持したほうが賢明だと思う。

「仏の顔も3度まで」と言うが、1人前のプロフェッショナルが、赤の他人に無償奉仕できるのはせいぜい3日ではないだろうか。3人常勤の公立病院で一人が産休を取り、「仕事は5割増しだが報酬は不変」の2人と「仕事はゼロだが報酬は不変(各種手当を含むと、手取額は増加)」という状況を、「思いやり」やら「奉仕の精神」だけで乗り切れ!という方がムチャな要求だと思う。


ただし、フリーランスの産休・育休は無給であり、復活後の仕事の保障もない。
育児休暇を何年取っても自由だが、技術の維持は自己責任であり、復帰後の仕事や収入の保証はない。
長期休業後の技術低下のため、後発の若き同業者(最近ホント増えてます)に仕事を奪われるのも、自己責任である。(後輩に出し抜かれるのが絶対イヤなタイプの医師は、今のところ大学病院やら公立病院にしがみ付くのが無難である)。

という訳で、麻酔カンを失わないために(むろん生活のためにも)早めの復帰となった。

復帰初日
ここのところ、24時間体制で粉ミルクを作る日々なので、マスキュラックスやアルチバを溶かすと量の少ないことに違和感をおぼえる。
挿管、硬膜外カテーテルなどは難なくこなせたが、薬品伝票が間違いだらけであった。
気をつけよう。

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2010年10月30日 (土)

御礼

出産にあたり、お祝いのメール・コメントおよび、お花、ベビー服、オムツ、名付け資料、育児用品などなど各種プレゼントをありがとうございました。
慣れない育児の励みになりました。大変感謝しております。

おかげさまで、ベビーはすくすくと育っております。
ミルクをゴクゴク(と母乳をちょびちょび)飲んで、すっかりまあるくなりました。
最近では「マツコ・デラックスに似ている」と評判です。

写真は産前休暇直前の姿です。
11月から復職予定ですので、よろしくお願いします。

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2010年2月19日 (金)

現役生命

その日の担当は待機的なoff pump CABGであった。心機能も比較的良好で心臓麻酔としての難易度は特に高いものではないが、最大の問題は体重140Kg(身長170cm)であった。

挿管はクリアできた。Aラインは触れやすく、難なく確保できた。続いてCVおよびSGカテーテルを挿入すべく、大量の肩枕を入れて、猪首を伸展させるようにガムテープで額を手術台に固定した。

いざ刺そう!と構えていると
「オレがやる!」とIIIa部長が登場した。
「え~」と私は一応抵抗するが
「なんかあったら責任問題になるからオレがやる!」とIIIa部長は主張、目がマジである。
手術室の空気を読むのもフリーランスの任務、無駄な抵抗は止めて部長へ場所を譲る。

140KgということでIIIa部長にしては手間取ったが数度の穿刺で難なくガイドワイヤーは挿入され、カテーテルは合併症もなく留置された。
「SGカテーテル留置患者の体重上限記録が更新できたぞ!ハッハッハ、後はやっといてくれ」上機嫌でIIIa部長は去って行った。
「責任うんぬん」というより、要は自分でやりたかったようだ。

私はなんだかイチゴだけ食べられた後のショートケーキをもらった気分であった。
と同時に、いかにしてアラカン(=around還暦)麻酔科医が現役生命を延長するために努力(というか本能的習性)しているかを知った。

オリンピックシーズンである。プルシェンコ選手の銀メダル演技などを観るにつけ
「私もいつまで、現役第一線で重症やら緊急症例に対応できるだろう」とぼんやりと考えている。
「せいぜい後7~8年ぐらいかなあ」と弱気になるときもあるが、
「IIIa部長ぐらいの勢いで若いモンの症例を取り上げていれば、もっと延長できるかも」とも考えている。

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2010年1月 4日 (月)

年末年始

年末年始期間の呼出は、結局一件(ただし福島県)のみであった。
今日から通常業務、今年も頑張ろう。

近所の荒川河川敷に飛来した白鳥たち

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2008年3月24日 (月)

出張の帰り道

出張麻酔の帰り道で、このような看板を見かけた。
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「な・な・何事?!こんな看板を住宅街に掲げていいのか!」
と、よく見ると

貝のマークで有名な、某石油会社系のガソリンスタンドでした。
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