2010年1月23日 (土)

チェロの椅子、完成しました

結婚5周年は「木婚式」というそうで、記念品としては木製品が推奨されているそうである。

というわけで、昨年末の結婚記念日の頃に注文したチェロの椅子が完成しました。
特製エンドピンストッパー(チェロの下のつっかえ棒が滑らないようにする道具)もおまけに作ってもらいました。

羽工房の皆さん、ありがとう。


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2009年12月13日 (日)

チェロの椅子

チェリストのミッシャー・マイスキーは、チェロ演奏専用椅子を作ってリサイタルでいつも使用している。
それを真似したわけではないが、ご近所の羽工房で自分用のチェロ専用椅子をオーダーした。

写真の椅子をモデルにエンドピンストッパーを付けて貰うことになった。
納入は1月末の予定である。

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2009年11月27日 (金)

チェロコンクール in 八王子

今日から八王子市で、ガスパール・カサドチェロコンクールの一次予選が行われている。幸い、仕事が早く終わったので、夕方~夜の部をのぞいてみた。

コンクールに興味を持ったのは、ヴァン・クライバーンで優勝した辻井伸行さんのドキュメンタリーを観て、優勝者とそれ以外の演奏レベルの差が、テレビで聴くかぎりではちっとも判らなかったからである。という訳で、「自分でも多少は嗜んだ楽器ならば、演奏レベルの差が判るか?」との仮説をたてたので、検証しにやってきた。(まあ、タダでチェロリサイタルを沢山聴けるのいうのもあるが・・・)

結論からいうと、「この人は一次落ち」「この人はファイナルまで行きそう」程度の差は判定できた。というのも、会場で知人のアマチュアチェロ弾きに出会ったのだが、「一次落ち」「ファイナル行き」の判定が、彼も同じだったからである。21日後半の出場者に関して、2人の一押しが25番の上村文乃さんであった。受付ロビーで訊ねたところ、彼女のCD(出場者の演奏は約30分後にはCD化されロビーで販売されている)は一時間で完売したそうであり、客席の多くも同評価だったのだなあと感心した。

1次予選の課題曲には日本人作品(尾高惇忠:瞑想)が入っているのだが、これが日本人と外国人では、演奏者印象がかなり違うのが興味深かった。曲自体は「平家物語を弾く琵琶法師」のような日本的でジメ~っとした音楽(を、作曲者はおそらく想定)なのだが、外国人(とくに西洋系)だと、なんだかパサついた演奏になってしまい、「ちょっと違うんだよな~」と言いたくなってしまう・・・居酒屋で「鳥のから揚げ」を注文したところ、「フライドチキン」が出てきたような違和感・・・。

二次予選も可能だったらいってみようと思う。なお、本選のチケットは売り切れだそうである。

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2008年11月23日 (日)

「風のガーデン」にも異議あり!

今年の秋は、やたらと麻酔科医が登場するドラマが多い。「チーム・バチスタの栄光」を取り上げたならば「風のガーデン」も検討すべきだろう。富良野を舞台に、中井貴一が余命いくばくもない麻酔科医を演じている。アメリカでエコーの勉強をしてきたそうで、趣味はチェロで学生時代はオーケストラに所属していたそうな・・・ここらへんは管理人としては他人事とは思えない設定である。

A医大および麻酔科I崎教授が監修しているそうだが、中井貴一の各種医療器具のさばき方はアラがない。また、この麻酔科医は仕事ができるだけでなく、女にも大変モテルようである。院内の看護部には元愛人がおり、行きつけのバーには若い恋人がいる。多忙な麻酔科准教授は仕事とデートを兼ねて学会旅行に若い恋人を同伴するが、同業者にバレないように恋人は別のホテルを予約して、同級生との話が終わるまで待機させたりする。ここらへんの手口も、A医大&I崎教授の指導なのだろうか。

一介のチェロ弾きとしては「あんな狭いキャンピングカーでチェロが弾けるか」とか「夜中に過去を悔いて1人でチェロを弾くんだったら、バッハの無伴奏あたりじゃないか」などなど、ドラマの設定についていろいろ言いたい事はあるが、もっとも不自然に思うのは

この麻酔科医をめぐって、オケ関係の女が登場しない」ことである。

この麻酔科医は女にだらしなく、高校時代から同級生にちょっかいを出し、医者になってからも同僚の妻には手を出したりする。どうやら「港々に女あり」というタイプらしい。また、アマオケという場所は(とくに大学オケは)ひっついた離れたの激しい場所である。この手の男が、血気盛んな医大生時代に親元を離れてアマオケなんてやってたら、修羅場の1つや2つは作っていたに違いないと確信している。

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2008年7月17日 (木)

S席で聴いた、ベルリンフィル12人のチェリストたち

フリーランス麻酔科医になって嬉しいことの1つは、コンサートのS席を杞憂なく購入できることである。大学病院勤務医時代は、日曜日のコンサートといえど約3割の率で呼び出されるリスクがつきまとい、その場合の心理的ダメージを最小限にするために、E席やらP席ばかり購入していたのだ(むろん、大学病院の薄給ぶりも、その理由には含まれる)。

7月13日(日)、サントリーホールで「ベルリンフィル12人のチェリストたち」のコンサートを聴いた。この演奏家集団のコンサートを聴くのは4度目であるが、S席で聴くのははじめてである。6列目左側なので、第1~3チェリストの運指がよく見える。ファースト・チェリストであるルートウィヒ・クワントは、常に親指を出しっぱなしのハイ・ポジションを駆使しながらも豊潤なメロディでアンサンブルをまとめ上げていた。セカンド・チェリストは、若手を起用していた。「テクニックは天才的だが、豊潤な音楽を創るにはまだ若く、自分の傍において指導」していたのだろうか。外科医や麻酔科医が手術中にしか指導できないことがあるように、音楽家にもステージの上でしか指導できないことがあるはずだから。

前半が終わって休憩時間中、左側の二階席がなんだか騒がしい。カメラマンやTVクルーがドヤドヤ集まっている。「サミット帰りの外国要人かな?」と思いきや、2階バルコニー席に登場したのは天皇・皇后両陛下であった。私の席からは、前髪のウエーブもはっきりとわかる至近距離であった。誰に促されることもないのに、聴衆は自然と立ち上がり、拍手で迎えた。

後半のプログラムのためにステージに現れた12人は、両陛下に一礼したのち客席に一礼し、演奏を開始した。クワントらベテラン勢は、おそらく王室関係の御前演奏経験も豊富なのであろう、前半と変わらぬ演奏ぶりであったが、若手メンバーはなんだかソワソワしており、2階席をチラチラみたりする場面もあった(が、音には全く影響がない、さすがベルリン・フィル)。

アンコールの2曲目「Next music is dedicate for Her Majesty the Empress Michiko・・・」と、クワントは最上級尊敬語で美智子皇后陛下に捧げるアンコール曲(クネフ:わたしに赤いバラの雨が降るはずなのに)を紹介する。次いで、天皇陛下への献上曲(荒城の月)を演奏し、コンサートは終了した。

聴衆は、退場するメンバーへの拍手喝采ののち、退場する両陛下を拍手で送った。ハイヒールを履いていたのか階段で少しよろけた皇后陛下に、さりげなく手を貸した天皇陛下の後姿が印象的に残った。

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2005年8月 5日 (金)

ヨーヨー・マとシルクロードシリーズ

NHKで「新シルクロード」シリーズの再放送をやっている。内容はともかくBGMに惹かれて見入ってしまう。
BGMはかのヨーヨー・マ、私がもっとも影響をうけたチェリストでもある(除くレッスンを受けた先生方)。

ヨーヨー・マにはまったのは「Inspired by Bach」シリーズから、「チェロと歌舞伎」「チェロと建築」「チェロと庭」といった、かなり異界の芸術を融合させようとする試みを知ってからである。当時私は、ニューヨークで客員研究員をしており、(少なくとも)私の業界ではまった別部門とされる分野の手法を融合させることを試みていたころだった。このNHKシリーズでも、彼は従来のクラシック音楽の手法とシルクロードの民族音楽との融合を試みている。

ヨーヨー・マが奏でる胡弓風のメロディを聞くと私は、ニューヨークのマンハッタンの雑踏を思い出してしまう。
(ニューヨークおよび研究の話はまたいつか)

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